【事件部】家の屋上から隣の家を盗撮した男が、テヘラン司法センター「ベッサト」の第1148支部に送検された。
ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、先日、一人の女性からテヘラン検察庁に相談があり、女性宅の隣に住む男を盗撮の疑いで告訴した。
本件を担当した予審判事に対し、女性は事件を次のように説明した。「昨夜、浴室から出た後、誰かが家の屋上を歩く音が聞こえ、怖くなって夫に、早く帰ってきて、と連絡しました。私は隣に住む男を訴えます。なぜなら、うちの家の屋上に上がれるのは、彼の家の人以外にいないからです」。
この告訴を受け、本件は中央警察に送られた。警察は、司法許可を得て隣人の男の家に入り、男を逮捕、取り調べを進めるためにテヘラン中央警察に移送した。
隣人女性に対する男の陰気な衝動が原因
男は警察の取り調べに対し、当初女性の訴えを否定、女性が嘘をついていると主張した。しかし捜査官が男の携帯電話を調べたところ、男が自宅浴室にいた女性を盗撮していたことが判明した。
容疑者は、警察が自らの悪意を突き止めたことを悟るや、罪を自白し、次のように供述した。「信じて下さい。自分は女性やその娘を盗撮して、彼女らに精神的苦痛を与えるつもりなどなかったんです。今、私は自分のしたことを後悔しています。許して下さい」。
男はさらに「アンテナの場所を移そうと家の屋上に上がったとき、偶然女性が浴室にいて、彼女が娘と喋っていることに気付きました。そのため、私は衝動に駆られて、携帯電話で彼女らの撮影を始めてしまったんです」と述べた。
この報告によれば、容疑者に対する法的判断により有罪が認定され、本件は昨日、テヘラン司法センター「ベッサト」第1148支部のアルヴァンディー判事の下に送られた。まもなく容疑者の裁判が行われる予定だ。
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( 翻訳者:真塩和也 )
( 記事ID:11542 )