エルドアン首相からメッセージ「新しいページをひらきましょう」
2007年08月04日付 Milliyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、「過去の過ちから教訓を引き出し、新しいページをひらきましょう」と和解のメッセージを出す一方で、すべての政党に門戸を開いている、と述べた。

エルドアン首相は、事実上の得票率が55.4%であったと主張し、「国民の意志に反する、いかなる措置も講じないだろう」という言葉で、大統領選挙へ向けたメッセージを出した。

エルドアン首相は、昨日(3日)に第23議会期選出の公正発展党(AKP)議員と共に党本部に集まり、アブドゥッラー・ギュル外相と共に応接室へ入ると拍手で迎えられた。エルドアン首相は、「路を共にする友人」とする議員たちに次のように述べた:

■党派争いはない:我々に投票した人たちのみでなく、我々は7千万人の国民の代表である。トルコをこの国民規模内で考えながら、政治を行うつもりだ。7千万人の国民が私たちに政を委ねたのだ。公正発展党の政治的使命は、ひとえに国民を包含することである。

■批判者に勝手に解釈された:政治に何年間も携わり、勉めた多くの人々は、公正発展党を47%の得票率に押し込め、他方「53%の人々をどうするのか」という新しいいくつかの解釈をし始めた。残念ながらこうした人々は、数字を数えられないようだ。この選挙で84%の人々が投票した。公正発展党はこうした票の47%を獲得した。もし100%に換算して計算をすると、公正発展党が獲得した票は55.4%となる。

■ 条件付きで門戸開放:新たなページを開き、誰に対しても偏見を持たない、と公言した。心の中にトルコへの愛があり、人々への奉仕を目標とし、国民の意思を尊重し、憲法体制に相応しい行動をとるすべての人々と全政党に、我々の門戸と心は開かれている。

■教訓から学ばない者がいる:選挙結果を、すべての人々は自分に都合良く解釈するものだ。一部の者は、自分の過ちから学ぶことなく、国民に憤れるとみなしている。しかし我々が引き起こす結果、国民が我々に課した責任を感じている。我々に投票した者、そうでない者すべての国民の感情を理解する義務が、我々にはある。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:11556 )