バイカルCHP党首、ロードス島への遊泳ジョークで泳げず
2007年08月05日付 Zaman 紙

デニズ・バイカル共和人民党(CHP)党首は4日、数時間におよんだ宣誓式典の際に、時折、会場の外に出てきて、記者たちと談笑した。バイカル党首はアンカラの水不足問題に言及し、選挙期間中に議論をよんだ「ロードス島まで泳ぐ」発言について話題にした。

バイカル党首は、ある記者に「(総選挙で)もし悪い結果を出したら、ロードス島まで泳ぐ」と機知に富んだことを言ったつもりだったが、これが真剣な主張として新聞の一面を飾ったことを明らかにした。同党首は選挙後にあらゆる場所でこのことを言われるといい、「ロードス島ジョークのおかげで海に入れなくなってしまいました」とこぼした。実際にロードス島まで泳げるか否かについての質問には、自信たっぷりでこう答えた。「私が乗った船が沈み、そこから最短の陸地がロードス島であったなら、泳げます」
また、アンカラでの断水では、自身も困難な状況に置かれていると語った。バイカル党首は、自宅に貯水槽はあるが、圧力タンクの故障のため問題が生じていると語った。そして次の国会では水不足に関して政府を批判する予定だと強調した。
さらに、13名の民主左派党(DSP)系の国会議員が共和人民党(CHP)を離党したことについては、「どんな別れでも悲しいものです」とコメントした。

■民事憲法に反対
バイカル党首は、宣誓式典の前に党の議員たちと会合をもち、次の国会に関する展望を語った。公正発展党(AKP)が「新憲法」を要求する背後には、「権力分立の廃止、そして司法の独立に対する警戒感」があると主張した。その後、「今国会では、さらに大きな責務がわれわれに課されるでしょう。トルコは我々を必要とし続けています」と述べた。

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( 翻訳者:幸加木 文 )
( 記事ID:11587 )