民主市民党が無所属の候補をトルコ大国民議会に送り込み、国会で会派をつくれる数に達したけれど、選挙では大きな成功をおさめることができず、支持者の多くを公正発展党へもぎとられたことは、テロ組織PKKの民主市民党に対する反発へと発展した。
PKKは民主市民党を「既成政党と異ならなかった」とし、民主市民党の党員は「選挙で落第した」と述べた。
「反省のとき」という見出しの記事では、公正発展党がとった選挙戦略に対し、対応策をとらなかったとされた民主市民党に関する次のような見解を載せた。
「大差で公正発展党が勝った。この結果をうけて、評価がなされなくてはならない。公正発展党の成功を基準に考えなくてはいけない。」
候補者確定が客観的に行われなかったこと、汚い手が使われたと記する記事では、「みせかけだけの委員会を作って街々をまわったとしても、この現実は覆い隠せない。既成政党と異なる何が行われたのか?全く何もない。ハッキャーリで公正発展党の国会議員が出てくることをみんな知っていた。」この現実が知られていたにも関わらず、どうして3人の候補者が出たのか?つまり、一人を選ぶことができなかったのだろう。そのため、賄賂を使って票を奪い合う、という事態が生じた」と話した。
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( 翻訳者:小川 玲奈 )
( 記事ID:11595 )