アメリカ国務長官がアラブ親米諸国外相と会談
2007年08月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ 穏健派同盟、イランが湾岸諸国に脅威を与えないよう警告 シリアは軍事支援を危険視
■ ライス国務長官、シャルム・アル=シャイフで穏健派諸国外相と会談、イランの影響力拡大に対抗するため集中的支援
2007年08月01日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【シャルム・アル=シャイフ(エジプト):ロイター、AFP】
アメリカ合衆国、湾岸協力会議諸国およびエジプトの外相は、シャルム・アル=シャイフで昨日火曜日に行った会議の後、外国の脅威にさらされる湾岸の国家に対して強力な支援を行っていくことを強調した。9ヶ国の外相は会議の後に記者たちに配布された共同声明の中で、湾岸諸国のいずれかが主権や領土の統一に対する外国の脅威に直面した場合には強力な行ってゆく意向を表明した。
声明ではそのような脅威に直面している湾岸諸国を特定してはいないが、イランが中東地域において形成しているとアメリカ合衆国が述べている脅威のことを示すものと見られる。
また声明によれば9ヶ国の外相は、湾岸地域の平和と安全が世界経済にとって主軸的な重要性を構成していること、湾岸の安定を全参加国の決定的に重要な国家目的として維持する必要性があることについて合意したという。また、会議に参加した9ヶ国は、これらの脅威に対抗するため今後も協力していくことで合意したという。
コンドリーザ・ライス国務長官がアラブ世界の同盟国8ヶ国の外相と会談するに先立って月曜日、アメリカ政府はイラクでの支援を求めている中東のアラブ同盟諸国およびイスラエルに対して、数百億ドルに達する軍事援助を行うことを発表している。
この援助は、エジプトへの130億ドル、イスラエルへの300億ドル、サウジアラビアへの200億ドルを含んでいる。
(後略)
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( 翻訳者:小林洋子 )
( 記事ID:11599 )