新内閣は大統領候補に左右される
2007年08月07日付 Zaman 紙

タイイプ・エルドアン首相が新内閣の名簿をいつ大統領官邸へ提出するかが注目されている。エルドアンが「憲法上の日程をもちいる」と強調したことは、議論を白熱させた。公正発展党内では、党派代表議員であるサリフ・カプスズ、サドゥッラー・エルギンと数人の大臣をも含む数人が、政府の閣僚名簿リストは新大統領へ提出されるよう求めている。

その理由は、セゼル大統領が拒否するのが確実な何人かの大臣候補者に、初めから気分を落ち込ませてしまうのではという懸念からである。セゼル大統領の最近の職務について指摘するサドゥッラー・エルギンは、「親愛なる大統領は、総辞職した内閣が提出する法令には関心を持てなくなってきている。彼自身もその職務期間を全うしてしまった。それゆえ新内閣の名簿は新大統領へ提出されることをご自身は願っている」と述べた。

党派代表議員のファルク・チェリキは、新内閣名簿はセゼル大統領へ提出されうるだろうと見ている。チェリキの推測では、「名簿は提出されるが、拒否はしない」という見方である。この議論がされている一方、議長選挙が佳境に入ってきている。公正発展党は、5日間のプロセスのトルコ大国民議会議長(選挙)を一日で選ばせ、すぐに大統領を決定することを望んでいる。

エルドアン首相は、党内の協議の後、まずトルコ大国民議会議長と大統領の候補者を、はっきりさせるつもりである。閣議の名簿も、大統領候補者が明らかになった後大統領官邸へ伝えられることが予想されている。エルドアン首相が、待たせた代わりに新内閣の名簿をセゼル大統領へ提出する場合には、日程は次のような形で進む予定である。大統領官邸の同意から遅くても1週間後には政府綱領が議会の総会で発表される。2日間の後綱領が議論され、翌日信任投票がなされる。つまり、名簿が大統領の承認を得てから10日後に、内閣は信任を得て職務に取り掛かり始めることになる。

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( 翻訳者:小野寺香織 )
( 記事ID:11605 )