キョクサル・トプタン議員、記録的大多数の支持を得てトルコ大国民議会議長に選出
2007年08月10日付 Radikal 紙

ゾングルダク選出の公正発展党(AKP)議員、キョクサル・トプタン氏が、第1回の投票で記録的な票を得てトルコ大国民議会議長に選ばれた。トプタン議員は450 票を獲得。民族主義者行動党(MHP)の候補トゥンジャ・トスカイ議員には民族主義者行動党以外からも4名の議員が票を入れ、74票を獲得した。白票は7票。4票が無効となった。
投票を前に野党を回ったトプタン氏は、先ず13人の議員を擁する民主左派党(DSP)を訪ねた。ゼキ・セゼル党首は「トプタン氏は、合意と対話の重要性を認識した上で、適切なふるまいができる経験豊富な政治家だ」と述べた。トプタン氏は、2つめの訪問先の共和人民党(CHP)からもはっきりと支持を得た。トプタン氏を「あまり注目していないという態度」で出迎えたCHPは、会談の後「敬意を払った態度」で送り出した。CHPのデニズ・バイカル党首は、トプタン氏がミッリー・ギョルシュ出身者ではないとした上で、同氏への投票を求めた。トプタン氏は、民主市民党(DTP)党首アフメト・チュルク氏と議員らからも熱い出迎えを受け、この党でも完全な支持を得た。会合のあとトプタン氏は、「対話を続ける」と話した。選挙のあとエルドアン首相からの「祝福の電話」にすら応じなかったMHPのデヴレト・バフチェリ党首は、トプタン氏からの会談要求を肯定的に受け止め、個人的に会談した。この会談でバフチェリ党首は、「あなたが立候補されたことは妥当なことだった。」と発言した。
トプタン氏は、支持を得るためメスト・ユルマズ元首相と電話で会談している。また、イスタンブル選出で自由団結党 (ODP) 員のウフク・ウラス氏、スィヴァス選出で大統一党(BBP)員のムフシン・ヤズジュオール氏、シャンルウルファ選出の無所属議員セイド・エイユップオール氏を訪問。同氏はこれら訪問の合間に、エルドアン首相とも会談を行った。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:11618 )