エルドアン首相、公正発展党の大統領選候補について複数の可能性を示唆
2007年08月11日付 Radikal 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、アブドゥッラー・ギュル外相との会談後、大統領選に公正発展党(AKP)から複数の候補が立つ可能性があるというメッセージを出した。

エルドアン首相は大統領選候補について、また驚くべき発表を行った。ギュル外相が大統領選候補になる可能性に焦点があてられ議論されている最中に、同首相は公正発展党が複数の候補を擁立する可能性を示唆した。首相は、野党党首らとの会談予定の有無についての質問に対し、「今のところ、私か、もしくは我々の大統領候補者たちが会談するか、その辺は未定です」と返答した。

エルドアン首相は昨日(10日)、首相官邸で約45分間ギュル外相と会談した。両者は会談後、公用車でトルコ大国民議会(TBMM)に向かった。首相は総会から出るところで質問に答えた。
「大統領選の日程も明らかになりました。世論を安心させるような発表をされますか?」という質問に対し、「月曜日に閣議があります。同日に公正発展党の中央執行委員会の会合も開かれます。我々はそれらの場で日程についても同時に協議することになるでしょう」 と答えた。

エルドアン首相は、「野党の党首らと会談するのでしょうか」との質問に対しては、「今のところ、私か、もしくは我々の大統領候補者たちが会談するか、その辺は未定です」と返答した。新聞記者らが「『我々の大統領候補者たち』とおっしゃいましたか?」と尋ねると、「その可能性はあります。大統領候補者は複数名の場合もありえますし、単独の場合もありえます」と話した。
また、組閣名簿をいつ大統領に提出するかと聞かれると、「今日、組閣プロセスが始まりました」と答えた。
「(組閣名簿の提出は)新大統領が決まるまで待たれるのでしょうか?」という質問に対しては、「そのような偏った考え方はしていません」と返答した。そして、組閣名簿を大統領官邸へ提出するために「決められた日程はない」と述べた。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:11622 )