ごろつき《アシュカーン・ヤクザ》、警官と格闘の末に逮捕
2007年08月09日付 Jam-e Jam 紙
アシュカーン組長(写真:事件部)
アシュカーン組長(写真:事件部)

【事件部】ヤクザの組長が先日早朝、特別作戦の末、シャリーアティー通りの建物の4階から逃走しようとしたところを逮捕された。

治安維持軍〔警察のこと〕広報局長のメフディー・アフマディー大佐はこのニュースに触れ、本紙に次のように述べた。「社会的安全計画や、警察の手から逃走中のならず者やごろつきの捜査が続けられるなか、警官らは、《シーシェ(麻薬)》〔覚醒剤のこと〕の売買、銃器の所持、麻薬売買目的で若い女性をたぶらかすなどといった数件の悪事の前科を持つアシュカーンという者(通称《ヤクザ》)が社会的安全計画が実施されて以来、逃走・潜伏しているという情報を入手した」。

糸口

アフマディー大佐はさらに「社会的安全計画が実施されたことに伴い、ハーメド・A(通称《ハタル》〔危険の意〕)という容疑者の共犯が逮捕され、この者が治安警察の取り調べの際、本当の組長は《ヤクザ》ことアシュカーンで、ならず者を擁する大きな組を作り、大々的に銃器を使用して若者の間に麻薬を配ることに従事し、若い女性と接触して麻薬中毒の罠にはめては、彼女たちを麻薬売買に利用していたと自白した」と述べた。

同大佐はまた「《ヤクザ》逮捕に向けた治安警察官による大々的な捜査が続けられる中、警官らは次の段階で、シャリーアティー通りのアパートにある容疑者の隠れ家を確認した。そして、これが予審判事に報告され、この逃走中のごろつきの逮捕に必要な司法手続きが始まった」と付け足した。

取っ組み合いの逮捕劇

アフマディー大佐は次のように説明した。「隠れ家が確認されると、ただちに作戦実行不意打ち部隊がその家を包囲、先日早朝3時15分、現場に突入、警官らと取っ組み合いの格闘をしたうえガラスを割って4階から逃走しようとした《ヤクザ》を逮捕した。隠れ家の家宅捜索では、小切手数枚、麻薬計量器、短剣及び段平が発見・押収された。」

広報局長は「初めの調査で、容疑者が逮捕された現場はキャスラーという者が所有する家で、この者が家をこのごろつきの隠れ家に仕立てていたということがわかった」、さらに「以前にも発表されたように、ならず者や社会秩序を乱す輩に断固立ち向かうことは警察の課題であり、こうした者たちは何処にいようと片っ端から割り出され、逮捕、処罰されるであろう。そして市民は、ならず者の威厳というものがもろく、警察の力で木っ端微塵に砕かれるものであることを知るだろう」と述べた。

そしてアフマディー大佐は、「目下、ヤクザの組長は暴力行為、強姦、若い女性のたぶらかし、麻薬の密売、及び市民の平穏阻害の容疑で治安警察に引き渡され、さらなる取調べを受けることになろう」と付け加えた。

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( 翻訳者:渡井さぎり )
( 記事ID:11627 )