電子入学システム導入で大きな成果
2007年07月29日付 Al-Ahram 紙

■ 学生の入力ミスの少なさと電子手続きシステムの迅速さのため、大学入学申請者第一陣の合格結果を一日はやめて本日発表することに
■ 希望学部に入れなかったケースは4件のみ
■ 第二陣に残された定員数は14万5千人分

2007年07月29日アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 ハーニー・ヒラール高等教育相兼科学研究担当国務相は記者会見の中で、学生の入力ミスの少なさと電子手続きシステムが実現した迅速さのために、入学申請第一陣の結果発表を明日ではなく今日に早めることにしたと述べた。第一陣は理系で382点(得点率にして93.17%)、文系で340点(得点率にして82.92%)を獲得した学生、およそ13万5千人を対象としていた。

 また大臣は本紙のムハンマド・ハビーブ記者に対し、昨日の午後3時に入学手続きを締め切った後、科学コンピューターセンターは試験的に振り分け作業を行ってその全てに成功し、学生が訂正を必要とするような間違いは起こらなかったが、それは希望学部を正しく記入できるよう学生をガイダンスした電子手続きプログラムの成果であると述べた。同センターは振り分け作業を昨日の夕方まで行い、大きな成功を収めた。

 他方で入学手続き関連の情報筋は本紙記者に対し、「コンピューターが昨日の午後5時の時点で発見した希望学部の定員にもれたケースは4件だけで、そのすべてが文系だった。過去数年間では1000件を超えていたことを思えば、これは電子システム導入による良い成果だ」と語った。また科学系学生の大半は医学部を、数学系においては工学部を、文系においては政経学部を第一希望にしていたと指摘しつつ、第二陣の学生に対しては専門学校の7万3千人分に加え、およそ14万5千人分の大学定員に空きがあると述べた。

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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:11637 )