アメリカがレバノン政府への敵対活動が疑われる個人や組織の資産を凍結へ
2007年08月03日付 Al-Nahar 紙

■ ブッシュ大統領、レバノン政府解体に関与する個人や組織の資産を凍結

2007年08月03日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ワシントン:ヒシャーム・ムルヒム記者】

 ジョージ・ブッシュ米大統領は昨日、「民主的に選ばれた合法的なレバノン政府や民主的な政府機関の解体」あるいは「レバノン法治権力の意図的な破壊、政治的暴力や脅迫といった手段を用いてシリアの支配を復活させ、レバノンへのシリアの干渉を助長しようとする試み、レバノン主権の阻害ないし解体、レバノンや中東地域の政治的・経済的な混乱の助長、あるいはアメリカの国家安全保障や外交政策に対して尋常ならざる脅威を引き起こす活動」に関与する個人ないし組織の預金と財産を凍結するとの大統領令を発令した。

 アメリカ大統領の権限では、このような強制力をもつ決定を議会の承認をはかることなく発することが認められている。

 今回の大統領令では、措置に該当する全ての個人の家族や、該当する個人ないし組織の預金や財産から利益を得ている個人も対象とされる。

 当局関係者は、今回の大統領令はレバノン政府の転覆あるいは政府に対する暴力の使用を目論んでいる全ての人々へのメッセージであり、「アメリカは彼らを監視している。彼らは我々がレバノン政府や合法的政府機関への強い協力姿勢を放棄したと考えたり、我々がレバノンへの支援に真剣ではないと考えたり、この支援がイラク情勢や和平プロセスをめぐる情勢によってマイナスの影響を受けると考えたりしてはならない」と語った。 

 ブッシュ大統領は、レバノンの主権に敵対する活動を行っている人々や組織は、「レバノンと中東地域の政治的・経済的安定の揺さぶりに加担しており、アメリカの国家安全保障および外交政策に尋常ではない脅威を形成している」と説明した。大統領令の中には「本文書を通して私は、この脅威に対応するため国家にとっての緊急事態を宣言する」と述べられている。

(後略)

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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:11645 )