公正発展党推薦の大統領候補者、ギュル外相ひとりに決定
2007年08月14日付 Zaman 紙
アンカラでは昨日(13日)、重大な局面をむかえた。まず閣議、引き続き公正発展党(AKP)の中央執行委員会(MYK)が召集された。中央執行委員会では大統領選挙が議題とされ、アブドゥッラー・ギュル外相の立候補が確定した。今日(14日)、野党と面談する予定のギュル外相は、最初のアポイントメントを民族主義者行動党(MHP)からとりつけた。
大統領選挙に関する未確定な状況が昨日(13日)、終息した。閣議に引き続き、夕刻に召集された公正発展党中央執行委員会にて、アブドゥッラー・ギュル外相の立候補が確定した。「二人目の候補者を出す」という案は適切ではないとされた。
今日(14日)、野党と面談予定のギュル外相は、面談の後に記者会見を開き、立候補を公表する。引き続き公正発展党所属の国会議員が、ギュル外相を大統領候補とする申請書を国会議長へ提出する予定だ。
野党で最初に面談要請に応じた政党は、民族主義者行動党だった。
アブドゥッラー・ギュル外相は今日、11時30分にデヴレト・バフチェリ党首を訪問する。新聞記者の質問に答えた民族主義者行動党のグループ長補佐のオクタイ・ヴラル氏は、国会での投票に参加し、自分たちの立候補者を支持すると述べた。
タイイプ・エルドアン首相と党幹部が、「決断はアブドゥッラーさんにまかせる」と述べた大統領選候補決定に関する行き詰まりが解消された。委員ではないがギュル外相も公正発展党中央執行委員会に招かれた。同外相は、中央執行委員会にいく前にエルドアン首相と二人きりで面談し、その後、委員会に参加した。ギュル外相本人の決定に興味津々の党幹部たちに対し同外相は、「候補者になります」と述べた。
公正発展党の中央執行委員会はこれを受けてアブドゥッラー・ギュル外相の立候補を支持するという決定を下した。その後、野党との面談にむけた準備が始められた。共和人民党 (CHP)、民族主義者行動党(MHP)、民主左派党(DSP)、大統一党(BBP)の本部に電話がかけられ、面談のためのアポイントメント依頼がなされた。共和人民党は、今日行われる中央執行委員会にはかってから、その依頼に返答する予定だ。
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( 翻訳者:大田垣綾子 )
( 記事ID:11647 )