トルコ議会でクルド人議員と民族主義政党党首が握手
2007年08月05日付 Al-Nahar 紙

■ トルコ議会においてクルド人議員らと民族主義政党党首が歴史的な握手

2007年08月05日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【AFP、MENA】

 昨日トルコの新しい議会は、7月22日に行われた議会選挙においてレジェップ・タイップ・エルドアン首相の率いる公正発展党が大勝利を収めてから初めての会合を開き、宣誓式を行った。会合ではクルド人と民族主義者の「歴史的な握手」が実現した。

 今回は、クルド人の要求を支持する民主市民党の代表者たちにすべての注目が集まった。同党が議席を得るのは、議論を呼びながら初めて議会に参入してから16年ぶりのことである。

 1991年の歴史に残る宣誓式では、初のクルド人女性議員であるレイラ・ザナ議員が禁止されていたクルド語で平和のメッセージを発し、大多数の議員を驚愕させ彼らの怒りを買った。ザナ議員の挑戦的な態度はさらに、赤と黄と緑という「分離主義クルディスタン労働者党」の旗の色の頭飾りを着けるまでに到った。同党は当時、クルド人が住民の大半を占めるアナトリア南東部で独立を目指す武装闘争の頂点にあった。

 3年後、議会はレイラ・ザナ議員らをテロ組織援助の疑いで訴追することを可能にするため、彼らの議員特権を剥奪した。

 彼らのうちレイラ・ザナ議員を含む4人は10年間を刑務所で過ごした。他の議員たちの一部は亡命の道を選び、残りの一部はクルディスタン労働者党の武装闘争に加わった。

 しかし今回新しく選出されたクルド系議員らは、レイラ・ザナ議員のように議会に挑戦する道を歩もうとしてはいないようだ。

 民主市民党のアフメット・テュルク党首はCNNトルコのインタビューに対して、「我々は、合意と対話の精神をもって平和的かつ民主的な道筋を打ち立てる作業に参加したい。この精神をもって、本議会において我々の任務を成し遂げたい」と述べた。

 トルコはここ数年、加盟を希望する欧州連合から、南東部における非常事態の終結や、公共のテレビ局でのクルド語番組放映や私立学校でのクルド語教育などクルド人に文化的権利を与えることを求められており、それに応じることを余儀なくされてきた。

 議事堂の中では、テュルク党首は他の党員らとともに、民族主義者行動党のデヴレット・バフチェリ党首と握手した。バフチェリ氏はクルディスタン労働者党に対する容赦ない攻撃を支持してきた人物である。

 トルコのアナトリア通信が伝えたところによればクルド系議員は、「我々の思想は同じではないかも知れないが、同じ場所で活動をするのだ。我々は文明的な人間なのだから、関係を築いてゆく」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:青山沙枝 )
( 記事ID:11651 )