民主市民党、PKKの通り道が水没するとウルス・ダム建設に反対
2007年08月18日付 Zaman 紙
民主市民党(DTP)の「ウルスダムの建設を許さない」という声明は、テロリスト(PKK)のリーダー、アブドゥッラー・オジャランの指示で行ったとされた。
DTPのヌレッティン・デミルタシュ党首代理は、先日、必要ならば何百万人もの人々を町に動員し、ダム建設に反対するつもりであることを明らかにした。ダム建設に反対する背景には、PKK(クルド労働者党)が活動のため利用する道路が閉ざされるという懸念があるからだと明らかにされた。2007年2月22日に開かれた対テロ闘争高等委員会では、テロ組織は彼らの通り道が閉ざされることからダムの建設に反対していると述べられた。委員会に出席したDSI(国家水利総局)の担当者らは、ハサンケイフの歴史的景観が台無しにされるということで、建設の是非が問われているウルスダムを、「PKKの通り道および軍需品補給手段を断つことになる」といってその建設を支持した。また担当者は、PKKが利用する凡そ1000箇所の洞窟も水没することになり、またテロ組織のこの地域での活動と、その潜伏の可能性を制限することになると委員会に説明した。
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( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:11679 )