■スーダン政府、最高レベルの洪水警戒態勢を宣言
■9万6千世帯が避難、9万3千戸が倒壊、72名が死亡
2007年08月19日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ハルツーム:諸通信社】
スーダン政府は今後スーダン各州への被害が懸念される最大級の洪水への対策として、最高レベルの警戒態勢を取ると発表した。現在、ナイル川州および北部州の島嶼部が洪水の危険に晒されている。
他方、スーダンの灌漑・水資源省所属の洪水対策最高委員会が昨日発した声明によれば、一昨日にハルツームではナイル川の水位が最高レベルを超え、16.97メートルに達した。
またスーダン赤新月社発行の豪雨・洪水レベル日報によれば、洪水による被害の規模は拡大し続けている。
国家災害対策委員会の報道官を務めるアワド・ワダーアトゥッラーフ将校は、スーダン西部のクルドファーン各州、南東部の青ナイル州、中部のセンナール州、ならびに首都ハルツームのいくつかの地区を襲った洪水により72名が死亡したと述べた。さらに洪水被害を免れるために9万6千世帯が避難、9万3千戸の家屋が全壊し、他に多数の家屋が部分倒壊、さらに1万2千頭の家畜が失われたという。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:千鳥伊久美 )
( 記事ID:11694 )