ベルリンーアンカラ間の“ボアズキョイ”緊張
2007年08月04日付 Milliyet 紙

 ベルリンにあるペルガモン美術館で展示されているヒッタイト時代の作品、ボアズキョイスフィンクスがドイツとトルコの間で政治的な緊張をひき起こした。

“ドイツラジオ 文化―アンカラ”は、スフィンクスのトルコ返還を求めて、ドイツの考古学者たちへ与えられていた発掘の許可がキャンセルされたと報じた。ラジオの同番組は、ドイツの数度にわたる熱心な外交姿勢に答えて、トルコ側が30人の発掘チームのうち28人に改めて許可を与えたことを伝えた。

ベルリン小アジア美術館副館長のラルフ・ベルンハルド・ワル
トゥケは、トルコが20年に亘りスフィンクス返還の為にドイツに対して、交渉をおこなってきていることを強調した。
ワルトゥケはスフィンクス問題で、トルコへ妥協案を示し、実物ではなく1つのスフィンクスのコピーを送ることを提案したけれども、今日までにトルコ側からの回答が得られていないことを明らかにした。

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( 翻訳者:沓澤 実紗子 )
( 記事ID:11710 )