イスタンブルのファーティフ地区で電子サインの利用が始まる。世界でも初めて利用が開始されたこの電子サインによって、区民らは区役所へ行かずして手続きを済ませられるようになる。
法的な妥当性が通常のサインと同等の電子サインのおかげで、契約者は入札を行う際の申請を、区民は申告・通知をウェブ上で提出できるようになる。ファーティフ区長のムスタファ・デミル氏は、このシステムの目的は時間の有効活用であると明かし、「100%信頼できるこのシステムを用いてサービスを区民に提供いたします」と述べた。同区長は、電子サインの効力は情報と技術で認められ始め、区役所も技術の恩恵を活かし、区民の日常生活(での諸手続き)を簡素化できる適用が出来たと述べた。
■手続きは携帯電話からでも可能
電子サイン実施の必要性を説くムスタファ・デミル区長は次のように述べた。
「我々ファーティフ地区はトルコ科学技術研究機構より証明書を請求して、電子サインを取得し、実施した国内初の自治体となりました。世界の自治体の中でも初めて電子サインを実施するのは我々です。電子サインによって区民のみなさんに区役所へお越しいただかなくとも申告・通知等の手続きが出来るようにしました。区民のみなさんは手続きのためにカードを携帯する必要もなく、携帯電話ででも手続きは可能です。区民のみなさんは現在、情報取得、入札手続き、建築物の申告等の手続きを、パソコンやウェブ接続が可能な携帯電話で行うことができます。しかし、今後の展開ではこの手続きに婚姻届け、開発状況、営業許可も追加する予定です。」
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:11733 )