ビュユクアヌト参謀総長、3日早いメッセージ「世俗主義に対する油断ならないたくらみがある」
2007年08月28日付 Radikal 紙
(ヤシャル・)ビュユクアヌト参謀総長は、「トルコ民族の一体と統一性、トルコ共和国の世俗的・民主的基盤を崩し、現代的摂取物を取り除く目的で遂行される油断ならない計画が、残念ながら日増しに異なる形であらわれてきている」と述べた。
参謀総長は、8月30日戦勝記念日のコメントを、3日前に公表した。例年は8月29日に公表するコメントを、今年はアブドゥッラー・ギュル氏の当選が確実なものとされていた大統領選挙の3回目の投票の前に公表したことが注目された。ビュユクアヌト参謀総長は以下のように語った。
■ トルコ国軍(TSK)への攻撃が増した
科学と知識を拠り所にするアタテュルク主義者の思想体系の基礎を認識しない一部悪意を抱いた者たちにより、トルコ民族の一体と統一性、トルコ共和国の世俗的・民主的基盤を崩し、現代的摂取物を取り除く目的で遂行される油断ならない計画が、残念ながら連日異なる形であらわれてきている。残念に感じ口にするが、最近国内外からトルコ国軍に対しての攻撃が増したのである。
トルコ共和国の統一構造に満足できない分離主義者とともに世俗主義の構造を組織的なアプローチによって浸食しようとする悪の集団のアプローチを、全国民は明白に注視している。
アタテュルクのナショナリズムと世俗主義は、科学と知識の輝く光ですべての暗闇の力を抑えて、我々を輝かしい未来へ送り届けるだろう。
■ 攻撃はTSKを怯ますことはできない
トルコ国軍を、全世界に模範となる鋼のような強い規律を、一体かつ統一性があり、アタテュルクの、観念的ではなく、科学や知識に依拠した現代のダイナミックな思想体系を追求するその人員を、この種の攻撃や侮辱は怯ますことは出来ないだろう。こうした抵抗力は、トルコ国軍の中に存在している。
■ 守り保護することを継続
トルコ国軍は、民主的、世俗的、社会的である法治国家のトルコ共和国を守り保護する職務を、アタテュルク主義の思想体系に導かれて実現化しながら、一定線より全く譲歩しないだろう。
■ 創設者は守ることもできる
共和国の創始者、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの「共和国を創設した者はそれを守ることもできねばならない」との金言が常に我々の指針となり、力を与えるだろう。
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( 翻訳者:大田垣綾子 )
( 記事ID:11758 )