アブドゥッラー・ギュル、宣誓後、正式に大統領職務開始
2007年08月28日付 Zaman 紙

トルコ共和国第11代大統領に選出されたアブドゥッラー・ギュルは、宣誓ため訪れたトルコ大国民議会で儀仗兵に迎えられた。宣誓後、正式に大統領の職務を開始した。

ギュルは、17:45分に大統領旗を掲げていない公用車で議会に入った。同氏を、最年長の国会議員エユプ・ジェナプ・ギュルプナル議員が公式の儀礼で迎え入れた。儀仗兵を伴って儀礼団に会釈したギュルにたいし、ギュルプナル議員には外務省儀典局オヤ・トゥズジュオール局長、大国民議会アリ・オスマン・コジャ事務局長、大統領主席補佐官メティン・オズベキ大佐が同伴した。

ギュルが、黒の一式の衣装に、白のシャツ、赤のネクタイでコーディネイトしていたのが注意を引いた。

議会へ赤い絨毯の上を歩いて入場したギュル大統領は、誉れの間を通過し誉れの入り口でキョクサル・トプタン議会議長の出迎えを受けた。

ギュルの議会来場を多数の報道陣が見守る一方で、公正発展党議会会派代表代理たちも議会の庭に来て(そこから)ギュルに同伴した。

議会の総会は、休憩後、トプタン議長の招集で18:00に参集した。トプタン議長は、宣誓に関して説明したのち、ギュルが本会議場に入場する準備にあると伝えた。

ギュルは、「最年長の代表代理」との資格をもつギュルプナル議員を伴って議員代表議場の裏にある入り口から本会議場に入場し、(一堂)起立の中迎えられた。彼は、入場後、宣誓のためまっすぐ演壇に進んだ。

ギュルは、演壇到着後、憲法第103条に謳われる以下の宣誓文を読み上げた。

「(トルコ共和国)大統領の資格において、国家の存在と独立、祖国と国民の非分離の一体性、不文律かつ無条件の国民主権を護ること、憲法、法の優越性、民主主義、アタテュルクの原則と革命、世俗的な共和国の原則に則ること、国民の安寧と繁栄、国民の団結と正義の理解のもとに全国民が人権と基本的な自由を享受しうるとの理想より違わないこと、トルコ共和国の名声と尊厳を護り、高め、拝命した職務を不偏不党で遂行するため全力を尽くすことを、全トルコ国民と歴史を前に、私の名誉と誇りにかけて誓います。」

ギュルの宣誓を、本会議場の国会議員と賓客は起立して見守った。宣誓の間、ギュルプナル議長は、ギュルの右側に立ち見守った。

宣誓終了後、大統領府のシンフォニー・オーケストラにより独立行進曲が斉唱された。演奏後、ギュル大統領は、感謝の辞を述べた。

本会議場で独立行進曲が歌われた際、議会の前庭の儀仗兵も独立行進曲を奏で、この間に大統領旗が掲げられた。

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( 翻訳者:清水保尚 )
( 記事ID:11767 )