サルコジ大統領、イラクからの外国軍撤退日程の明確化を要求
2007年08月28日付 Al-Ahram 紙

■ サルコジ大統領、イラクからの撤退日程の設定を要求
■ ガザ地区での「ハマーススタン」建設には反対を表明

2007年08月28日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【パリ‐諸通信社】

 フランスのサルコジ大統領は、就任以来初となる外交施政方針演説の中で、イラクからの外国軍の撤退スケジュールを明確にするよう呼びかけ、政治的な解決こそがイラクの危機を解決する唯一の道であると強調した。

 同時に大統領は、6月半ばにハマースがガザ地区の支配権を握ったことを示唆しつつ、フランスはガザ地区での「ハマーススタン(ハマース国家)」建設に反対し続けると明言した。そして、フランスと中東和平4者(米・国連・EU・露)、穏健アラブ諸国の努力は、パレスチナ大統領の指揮下にパレスチナ政権を再建することへと向けられるべきであり、パレスチナ国家の建設につながる和平への新たな起爆剤が今すぐ必要だと指摘した。

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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:11768 )