ギュル大統領、夫人同伴のレセプションを計画中
2007年08月30日付 Milliyet 紙

ギュル大統領が、夫人主催による盛大なレセプションを行い、宣誓式に出席しなかった軍関係者やバイカル氏(共和人民党党首)を夫人同伴でチャンカヤ官邸へ招待することが明らかになった。

「簡素な」宣誓式で大統領職を引き継いだアブドゥッラー・ギュル氏は、チャンカヤの大統領官邸で盛大なレセプションを開く予定であることがわかった。レセプションには政府関係者を招待し、宣誓式に出席しなかったヤシャル・ビュユクアヌト幕僚総長や軍司令官などと共に、第一野党CHP(共和人民党)のデニズ・バイカル党首をも官邸へ迎える予定だ。
 トルコ大国民議会(TBMM)で行った謝辞でギュル大統領は「全ての人に門戸が開かれるだろう」と話し、近いうちにチャンカヤ官邸で政府関係者、各国大使、財界の代表者、市民団体らを招待する盛大なレセプションを行うという。
 ハイリュンニーサ夫人と共に主催者となるギュル大統領は、レセプションに立法、行政、司法各機関の代表者らだけでなく、TBMMで行われた大統領承認および宣誓式に欠席したバイカルCHP党首や、やはり宣誓式に姿を見せなかったビュユクアヌト幕僚総長、軍司令官らも招待する。
 夫人同伴のレセプション招待状が届くことになるビュユクアヌト総長ら軍関係者がどのような反応を見せるかは未だ不明だが、スカーフのことで議論の的となっているハイリュンニーサ夫人は、このままだとレセプションで初めてチャンカヤ官邸で人々の前に姿を現すこととなる。

 3時間後のレセプション
 ギュル大統領は先日大統領に選出された3時間後、閣僚メンバーやカイセリ選出の国会議員らをチャンカヤ官邸に招待し、「夫人非同伴」のレセプションを行っている。TBMMのキョクサル・トプタン議長、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相、閣僚メンバーとカイセリ選出国会議員らが出席した一方で、トルコ会議所(TOBB)のリファト・ヒサルジュクルオール会長やアンカラ商工会議所(ATO)のシナン・アイギュン会長も参加した。出席者のうち唯一の女性はニメト・チュブクチュ国務大臣であったが、招待客に振舞われたシャンパンに手をつけなかったことが目を引いた。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:11786 )