祝8月30日戦勝記念日!
2007年08月31日付 Milliyet 紙

8月30日の戦勝記念を祝う今年最初の式典は、アタテュルク廟で開かれた。ビュユクアヌト参謀総長は、アタテュルクの墓石に“トルコ軍”と書かれた、赤と白のカーネーションで作られた花輪を供えた。
式典のあと、公開されたアタテュルク廟には、何千人もの人が集まった。ビュユクアヌト参謀総長がトルコ国軍の名の下に供えた花輪の上には、集まった人たちからさらに花が添えられた。
午前中に行われた式典でビュユクアヌト参謀総長は、花輪を供えたあと、国民の塔にあるアタテュルク廟ノートに署名をし、そこに書かれた内容を大きな声で読み上げた。式典の会場には将校以外に初めて、兵士とトルコ国軍で任務にあたる文民の職員も出席したことが注目された。
一般の人々に公開されたことから、アタテュルク廟には愛を叫ぶ声が聞かれた。トルコの国旗を持ってやって来た人々の中には、祈りを捧げる人もいた。

■兵隊に拍手

イズミルの共和国広場ではトルコ国旗を持った人々があたりを埋め尽くし、行進の際には兵隊らにあたたかな声援を送った。「トルコはあなた方を誇りに思う」とのメッセージが掲げられ、カーネーションが舞った。

イスタンブルでは、タクスィムの共和国モニュメントで式典が行われたあと、第1部隊司令官のイスマイル・コチマン大将と軍幹部がハルビイェ将校クラブで市民からの祝福を受けた。将校クラブでの式典には、コンスタンティノポリスのバルトロメオス総主教と、トルコのラビ総長イサク・ハレヴァも出席した。

式典は、国中で色とりどりのものとなった。スィヴァスの式典では、司令官らが式典の席に妻と隣り合わせに座った。去年までは司令官らが前列に、妻が後部に座っていた。

ゾングルダクの式典では、市民の参加が少なかった。公正発展党(AKP)の3人の議員も欠席し、共和人民党(CHP)のアリ・コチャルとアリ・イフサン・キョクチュルクが出席した。トルコ炭鉱協会で働く鉱夫らも兵士らの行進に加わって歩いた。

コンヤでは戦死者の墓で黙祷の後、国歌が流れた。その後、コーランが読み上げられ、墓石にバラが備えられた。
カラビュクで生活している朝鮮戦争の英雄(凱旋兵)キャーズム・オゼル(78)は、杖をつきながら苦労して歩き、式典に参加した。彼が震える手で挨拶をすると、見ていた人たちの心は揺さぶられた。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:11788 )