■ サウジアラビアの各紙、シャルウ副大統領を非難
■ シリア政府、遺憾の意を表明し論争を拒否
2007年08月19日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
サウジアラビアの各紙は昨日、サウジアラビア王国を批判したシリアのファールーク・アル=シャルウ副大統領に対して、激しい攻撃を行なった。そして彼の声明を「兄弟である両国民の間に敵意と分裂の精神を広めようとしている」とみなし、サウジアラビアの応答に遺憾の意を表明したシリアの同盟国イランの姿勢に疑念を表明した。
「アル=ビラード」紙はシャルウ副大統領の声明について、「外交性を欠いており、兄弟である両国民の間に敵意と分裂の精神を広めようとしていて(…)この忌むべき声明が、現在の地位を得るまで何年ものあいだ最近までシリアの外務大臣であった者の口から出たとは不思議である。(…)そして最大の災難は、アラブ・イスラム世界におけるサウジアラビア王国の役割を損なおうとする執拗な試みや、サウジアラビア王国の役割が麻痺しているという虚偽の主張は、アラブ・イスラム世界において彼以外の誰も主張していないということである」と述べた。
また同紙は、「きわめて驚くべきことにシャルウ副大統領は白昼堂々、パレスチナ各派を団結させメッカ合意調印にこぎつけたというサウジアラビア王国の輝かしい成功を自分たちの手柄であるかのように語っており、あたかも合意がダマスカスで成立したかのように考えている」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:青山沙枝 )
( 記事ID:11794 )