新憲法では大統領権限に制限 -ギュル大統領は「不快感はない」
2007年09月08日付 Hurriyet 紙

アブドゥッラー・ギュル大統領は、新しく準備される憲法で、大統領の権限が制限されることを不快に思っていないと話した。ギュル氏は、2回目の公式記者会見に実業界、市民団体、マイノリティの各リーダー、そしてメディアの代表者をチャンカヤの大統領官邸に招き入れ、新聞記者の質問に答えた。憲法の改正に関する質問にギュル氏は、「広範囲の人々が参加する形で、明快で透明性ある、トルコを未来に導いていく憲法が作られなければならない。私にとって重要なのは、この作業に建設的に参加することだ」と語った。「憲法で、大統領の権限が制限されたことを不快に思っていますか?」との質問にギュル氏は、「いや。不快感はない」と答えた。

■私の任務は代表することだ
ギュル氏は、「活動的な政治の舞台からここへ来た方は退屈しますが、(あなたも)そのような精神状態ですか?」という質問には、「私がどれだけ活動的なのか、知っているでしょう。私は、より注意すべき規則のある環境にいる。私の責任はまた違ったものだ。国を代表し、国の栄光、名誉を代表しているのだ。これらすべてが(この地位に)あり、これにも規則がある。象徴的価値があるのだ」という言葉で答えた。ギュル氏は「外務大臣職の後、ここでの仕事はどうですか?外交儀礼は重くのしかかりますか?」という質問には、次のように答えた:

■規則が圧力をかけるかもしれない
「ヨーロッパへ行ってみなさい、イタリアの首相官邸、大統領官邸へ入るとき、歴史的壮大さを目の当たりにするだろう。イギリスでは宮廷の素晴らしさを見るだろう。フランスへ行きなさい、ここでも同じことだ。これらは国の栄光、名声、名誉となった場所である。この観点から、規則が私に圧力をかけるかもしれないが、これも重要なことの表れなのだ。その観点から言えば、私は慣れている。私が大統領として述べた誓いの言葉には、トルコを強くすること、トルコとトルコ国民の栄光と名誉を高める表現があるのだ。」

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( 翻訳者:林 奈緒子 )
( 記事ID:11857 )