ギュル大統領の最初の国内視察地が南東部であることは、この地の人々にとって喜ばしいことであった。市民団体と実業家たちはこの訪問を、「国民の国家への信頼を高める」と評価した。
AKP(公正発展党)が6月16日に開いたビンギョル県とムシュ県での会議に、外相として参加したギュル現大統領に対しては、大いに関心が寄せられていた。ギュルは両県で「これぞ共和国、これぞ大統領」というスローガンで迎え入れられていた。
ギュル大統領のこの地域での最初の訪問先はヴァンになる予定だ。ヴァンでは熱心な受け入れ準備が始まった。ヴァン商工会議所のザヒル・カンダシュオール所長は、このための準備をギュルが大統領に就任する以前から行わせていた。
ヴァン商工会議所、ザヒル・カンダシュオール所長:
「あなたが間違いなく大統領になると確信しています。ですから今からあなたを、我らが大統領と呼びます。願わくば、大統領としての最初の訪問地をヴァンにしていただくようお願いいたします」と、ギュル氏に手紙を書いていた。ヴァンの人々は願いが叶いとても喜んでいる。カンダシュオール氏は大統領を最高の形で迎え入れるため奮闘している。
ヴァン経済社会研究協会、ネジュデト・タクヴァ会長:
ギュル大統領の国内最初の視察が東部から始まることは、世界に向けても重要なメッセージを持つことになるとみている。「この視察はトルコの一体性を示すだろう。とても喜ばしいことである。」と述べている。
ディヤルバクル婦人文化協力互助財団ネジュラ・ハッタプオール会長:
ギュル大統領の訪問は、彼がこの地をいかに重要視しているかの証しであると指摘している。大統領として行った最初の演説で、「国民皆を私は守っていくつもりである」と述べたことを引き合いに出し、ハッタプオール氏は次のように続けた。「ギュル大統領は共和国と一体であることを示している。彼のこうした態度は、この地域の人々の国家への信頼を高めることになる。」
ディヤルバクル畜産家・精肉組合サイト・シャンル組合長は、「ギュル大統領は、何年も生活に困っている国民の心を掴むだろう。独りではないことを国民は悟るだろう。」という表現を使った。
ディヤルバクル旅行協会ネディム・チズメジ会長は、ハッキャーリ県とシュルナク県の人々は、自分達が大切に思われていることを悟るだろう、と語る。チズメジ会長は、「この地方の国民は大統領がイズミルやアンカラだけではなく、トルコ全土の大統領であることを感じるだろう。市民団体とともに、ある試みを企画している。大統領にお見せするために。」と話す。
南東部開発事業家組合(GÜNGİAD)のアブデュルカーディル・アクボズ会長もこの訪問に特別な意味を感じている。親密な関係が続く事を望んでいる。この地方の社会的、そして経済的な問題の解決のためにすべての公的機関が支援する必要があると強調している。アクボズ会長はギュル大統領に、南東部がかかえる3つの大きな問題を説明するつもりであると、さらに述べている。
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( 翻訳者:田林 玲 )
( 記事ID:11863 )