■ アブルゲイト外相、エジプト人のサッロームからのリビア入国禁止措置についてシャルカム外相と緊急連絡
■ リビア側、新たな措置に関する説明のため本日カイロに代表団を派遣
2007年09月07日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
昨日エジプトのアフマド・アブルゲイト外相は、リビアのアブドゥッラフマーン・シャルカム外相と緊急電話会談を行い、サッローム国境からのエジプト人の入国を禁止する指示がリビア当局から出されたとされる件について話し合った。
リビア外相は、外務省と内務省からなるチームを今日派遣し、両国間・両国民間の友好関係のために、エジプトの外務省および労働力省に対してリビア側の見解を説明すると発表した。
すでに一昨日の水曜午後5時からリビア当局は、サッローム国境からのエジプト人のリビア入国を制限する新措置を採っている。
新たに出された指示ではリビア入国が許可されるのは、マトルーフ県出身で、かつリビア大使館または人民事務所が発行した有効期限内あるいは仮の契約書を有する者、公務での訪問者、輸送トラックの運転手とそのアシスタント、行商人、リビア人の配偶者、リビア管理局から発行された労働ビザの取得者に限られる。
外交筋によればエジプト外務省はリビア側との連絡を継続し、今回の新ルールの全体像と、それがエジプト人労働者に与える影響度、また両国間で調印済みの諸協定に適合しているかどうかなど、検討したいという。
同筋はまた、「この指示の実施によって両国国境の通行所がエジプト人で込み合う事態を避けるため、通行制限を行うことについて内務省と調整中だ」と語った。
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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:11871 )