イランで初の無痛水中分娩センターがオープン
2007年09月03日付 E'temad-e Melli 紙
国内初の無痛・水中分娩センターが、保健省のアラヴィヤーン健康問題担当次官や大学関係者らが見守る中、シャヒード・アクバルアーバーディー医療教育センターにオープンし、運用が始まった。
イラン医科大学の広報が伝えたところによると、この開院式で次官は次のように述べている。「シャヒード・アクバルアーバーディー医療教育センターは、国内でも一流の病院であり、出生数の多い病院の一つでもある。昨年には14万件の分娩がこのセンターで行われ、母子が死亡したケースはなかった。このような事実を考慮するならば、なぜ日常的に帝王切開が行われるのか、その原因を調査する必要があろう。この数字〔母子が死亡することなく14万件の分娩が行われたこと〕は論理的・合理的に、また正確な監督の下で実現されたはずのものである」。
保健省健康問題担当次官はまた、妊娠期の過ごし方に関する正しい習慣作りや知識が社会において必要であるとの認識を示した上で、「健康面に関する市民の認識の向上が必要だ。分娩とは(自然な)生理学的な過程であり、自ずと行われるものである。しかしそれにもかかわらず、この分野について認識を持つことも必要である。私たちの責務とは、社会の健康保持と公衆衛生の向上である」と強調した。
現地の新聞はこちら
関連記事(高い帝王切開率は病院にとってマイナス点)
( 翻訳者:小圷沙織 )
( 記事ID:11886 )