駐イラク米軍、イラン国境に軍事基地建設
2007年09月11日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■ ワシントン、イラン・イラク国境に軍事基地を計画
2007年09月11日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HPイラク情勢面
【バグダード:諸通信社】
米軍は、民兵に対する武器の「密輸」を取り締まるため、イラン・イラク国境付近に初の軍事基地を建設する予定である。リック・レンチ少将がウォールストリート・ジャーナルに述べたところによれば、基地は国境から6.4キロメートル地点に設置され兵員200名を収容の予定である。第三歩兵中隊指揮官によれば、合衆国の意図は、イランと首都バグダードの間の主要道路に強化した(密輸品の)捜索拠点を数箇所設置することである。同筋は、予定されている拠点のサイトを限定しなかったが、それは、最新兵器の組織的密輸を根絶するプランの重要な一部であることを明らかにした。
ワシントンは長らく、民兵に武器を供与し軍事訓練を行っているとしてイランに嫌疑をかけている。先月米政権は、イラク、アフガニスタンの安定を乱しているとして(イラン)革命防衛隊を「テロ」組織リストに載せると宣言した。イランはこの容疑を否定している。米軍司令官によれば、48の新型爆弾がイラク中部および南部の幾つかの地域で道路脇に置かれ、それにより兵士9名が殺害された。また、数箇所で基地が攻撃された際、イラン製ミサイル46発が使用された。監視拠点設営責任者となる予定のトビー・ラグストン少佐は、建設は11月頭に開始されると述べた。
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( 翻訳者:十倉桐子 )
( 記事ID:11889 )