ミニック・ドゥアーラル・グループ、英語版のアルバム発表
2007年09月12日付 Zaman 紙

「ありがとう神様」というアルバムで知られるミニック・ドゥアーラル・グループは、断食月前に英語のアルバムを発表した。

「Thank you very much o God」というタイトルのアルバムで世界に打って出ようと目論む同グループは、以前の二枚のアルバムで伝えたメッセージを、今回は全世界の子供たちに伝えようと目指している。イスラムの信仰の寛容さを子供の目を通して説くアルバムは、英語で唱えられた10の祈り(ドゥアー)からなる。

子供たちに祈りの意味や価値を歌を通して説くミニック・ドゥアーラル・グループのアルバムは、人々に自然、両親、健康、神への敬愛といった精神的・文化的価値を喚起する。

シーリーン・チョジュク音楽制作会社のメティン・グムは、アルバムを中東とヨーロッパで発売しようと考えており、(同グループの)子供たちの世界的な呼びかけを全世界に広めたいと語っている。

またグムは次のように語った。「音楽的なもの同様、そのメッセージでも全世界の子供たちを祈りの環につなぎたいと願っています。なぜなら世界に暮らす人々が祈りを必要としているからです。トルコでとても関心を集めたアルバムの英語ヴァージョンが、世界の子供たちのもとに届くと信じています。またトルコ社会では外国語に対して奥手なところがあります。このアルバムを通じて新世代がこの問題について過去のくさびを断ち、勇気を抱くことになりましょう。」

この計画を実現したエルトゥルル・エルキシュは、同グループの子供たちが英語の歌詞を容易かつ自然に歌ったとし、次のように語った。「アルバムの成功は、この自然さです。皆が簡単に歌詞を覚え、口にすることができるリズムの曲です。こうして国外の子供たち同様、トルコの子供たちも手にできるアルバムをつくりました。」メンバーのひとりネルギス・ヤヴズ(12)は、エルキンのこの言葉を認め、祈りを英語で唱える際、喜びを感じたと述べた。

オメル・ファルク・デミルバシュ(13)は、最初2枚のアルバムの成功を過小評価できないとし、「もう自分たちや自分たちの祈りの力を信じています。今回のアルバムで、私たちの声と祈りが一体となった力を全世界の子供たちに届けます。」

ミニック・ドゥアーラル・グループは、2005年にエルトゥルル・エルキシュが集めた、年齢が(?)-12歳の間の15人の子供から成る。同グループは最初のアルバムを50万枚売って注目を集め、その後似たようなグループが現れた。

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( 翻訳者:清水保尚 )
( 記事ID:11890 )