ギュル大統領、最初のメッセージはユクセコヴァから
2007年09月13日付 Yeni Safak 紙
アブドゥッラー・ギュル大統領はヴァン県バシュカレ郡、ハッキャーリ県ユクセコヴァ郡を訪問し、何万本ものバラの花で歓迎された。ユクセコヴァで演説を行った同大統領は、「我々が友好の情を強めれば、何もかもがよりよくなるでしょう。何年も続いた無関心の時代はもうすぐ終わるのです。」と語った。
ギュル大統領は、東・南東アナトリア訪問の二日目にバシュカレ郡、そしてユクセコヴァ郡を訪れ、市民の厚い歓迎を受けた。同大統領の訪問中、市民は歓迎や親愛を示した。ギュル大統領を大量の「バラ(ギュル)のシャワー」で迎えたバシュカレ市民は、大統領への親愛をプラカードやスローガンを掲げ強く表現した。同大統領は5つの県を含む東部訪問の一環として昨日、バシュカレを訪問した。前日泊まったヴァン県からヘリコプターでバシュカレに来た大統領を、市役所広場でバシュカレ郡長アリ・アルスランタシュ、市長エジデル・ヤウゼル、そして多くの市民が迎えた。バシュカレ市民は、大統領が専用の車で広場に入るや、歓声をあげ始めた。「トルコ国民はあなたを誇りに思う」というスローガンを掲げる市民の歓迎の中、車から降りた同大統領は、市民と抱き合った。その際、大統領に触れたり握手を求める市民があふれ、警備隊の制止活動は困難を極めた。
記者たちが市民による歓迎について質問をすると、ギュル大統領は、「非常にうれしいことです。国境線まで15キロのところにいます。この喜びを見てください。私個人に対するこの親愛の情は、トルコ政府、トルコ国民、そしてトルコという国への愛を表しているのです。大変うれしく、そして誇りに思います。」と話した。
大統領は役所でアリ・アルスランタシュ郡長とひとしきり会談し、郡における問題について情報を得た。同大統領はその後、再びヘリコプターでユクセコヴァへ向かった。
■友好の呼びかけ
軍用ヘリコプターでユクセコヴァにやって来たギュル大統領は、手にトルコ国旗を持った市民の「トルコ国民はあなたを誇りに思っている」という歓声で迎えられた。同大統領も市民に挨拶した。
訪問後、役所の建物の階段のところで市民に呼びかけた大統領は、「我々の団結と友好の情を強めれば、何もかもがよくなるでしょう。これを信じてください。」と話した。
「政府はあなたがたのために全力を尽くします。」と語る大統領は、「兄弟としての友好の中でお互いを愛し、抱き合いましょう。国を支援しましょう。それで十分です。そうしたら、何年も続いた無関心の時代がすぐに終わるということがわかるでしょう。政府による奉仕は、最良の形をとって、あなた方が求める形で、あなた方にもたらされるでしょう。もう一度皆ひとりひとりに感謝したいと思います。また会えることを願っています。」と話した。
■ハライにチェリキ長官も参加
ギュル大統領のバシュカレ郡訪問中、その土地の民族衣装シェルシェピキを着たフォークダンスグループも大統領を迎えた。国民教育省長官ヒュセイン・チェリキはグループとともにハライ(アナトリアのフォークダンス)を踊り、大統領はグループを賞賛した。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:上田悠里 )
( 記事ID:11895 )