イラク近隣諸国が国境沿いに壁を建設
2007年09月14日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ 先駆けて熱くなる国境付近
■ コンクリート壁に閉じ込められるイラク

2007年09月14日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

【バグダード:イラクの声通信】

数日前、トルコが我々との国境付近に全長470キロメートルの隔離壁を建設すると公表したが、イランも現在バスラ近くで壁を建造中であり、他方、サウジも以前クウェイトが一部建設したものを引き継いで安全用隔離壁を完成させる用意をしている。これらが完成すれば、イラクは、その出入国を制御する巨大な檻の中に入れられることになる。

このような事態が発生しつつある一方で、イラク政府はその性質に目をつぶっている。木曜(13日)、内務省スポークスパーソンのアブドゥルカリーム・カラフ少将が述べたところによれば、内務省は、イランやサウジのような隣国がイラクとの国境沿いに壁を建設しようとしている件については何ら情報を有しておらず、むしろそれらの建設を歓迎している。カラフ少将は、「これらの壁建設は、イラク市民を殺傷する武器や爆発物を運ぶ車両の通行を禁じることに貢献する」、「イラクと近隣諸国双方にとり肯定的なことである」等発言した。

木曜、バスラ警察筋は、イランが、バスラ市に面するイラク国境沿いに建設予定の壁の「相当の」部分を既に完成させていると述べた。アル=シャラームジャ(バスラから南へ15キロ)警察の同筋によれば、「イランはバスラに面するイラン・イラク国境沿いに延びる巨大な壁を建設中であり、バスラのイラン領事はそれを否定するが、建設が行われている事は実態が示している」。

同様に、サウジ内務省スポークスパーソンも、サウジ政府がイラクとの国境沿いに建設している安全壁プロジェクトは、2009年の終わりにその第一段階が完了の予定であり、これは双方の国境侵犯を防ぐためであると述べた。木曜、ロンドン「アル=ハヤート」紙が伝えたところによれば、マンスール・アル=トゥルキー少将の発言は、「第一段階はサウジ王国北方の国境をカバーする予定で、プロジェクトは一般入札にかけられた」、「同プロジェクトには、特に国境警備隊の補佐を目的とした金属壁部分が含まれる。サウジ・イラク間での、車両、生物による国境侵犯、並びに個人間の連絡の阻止を保証する事が、プロジェクト実施の条件に入っている」等であった。

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( 翻訳者:十倉桐子 )
( 記事ID:11920 )