米連邦裁判所、レバノン駐留海兵隊殺害でイランに26億ドルの賠償金請求
2007年09月08日付 Al-Nahar 紙
■ アメリカ連邦裁判所がレバノンでの海兵隊殺害でイランに26億ドルの賠償金を請求
2007年09月08月付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【AP】
アメリカ連邦裁判所のロイス・C・ランバース判事は昨日ワシントンで、1983年にベイルートの海兵隊基地爆破により殺害されたアメリカ兵241名への賠償として、イランに26.5億ドルの支払いを求める判決を下した。
生存者や遺族の喜びの涙の中、ランバース判事はこの判決を、アメリカの裁判所で他の国家に対して下される最大の判決であると表現し、「永遠に魂と心を破壊されたこれらの人々は、正義への到達のために約四半世紀にわたり辛抱強く待った」と語った。また、「証言によれば、あの日に得たひどい苦しみが原告にとって永続的な傷跡を残したことは明らかである」と付け加えた。
アメリカ政府は、1983年10月23日の攻撃を「ヒズブッラー」が実行したとして、攻撃の責任はイランにあるとの立場を示してきた。アメリカ政府はこの攻撃を2001年9月11日の攻撃に次ぐアメリカ人に対する第2の最大規模の攻撃と見なしている。一方、イランは爆破に関与したという疑いを否定している。
(後略)
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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:11933 )