外国人投資家はドル預金から撤退、トルコ人は相変わらず
2007年09月17日付 Milliyet 紙

世界では最近の退潮傾向の影響でドルの下落が続く一方、トルコ国民は貯蓄の大半を外貨預金にすることを続けている。(トルコ)国内在住者が(貯蓄の)の大部分をドル建ての外貨預金にした実績は、8月に少し下落したにもかかわらず、高い水準を維持している。
外貨預金の実績は、先月941億ドルであった。外貨預金全体の実績の総計は、今年度の最初の8ヶ月間で13.5パーセントにあたる111億7,200万ドル、この一年間においては、30.6パーセントにあたる220億4800万ドル増加した。
外貨預金された国内貯蓄は、昨年8月末時点で2,667億ドル、2006年末時点では、2,903億ドルの水準を維持していることが明らかとなった。8月の時点では、銀行の外貨預金口座に貯蓄された金額は824億ドルにのぼっており、それは外貨預金の大部分にあたる。

無利子銀行

国民の「無利子銀行」のコンセプトでサービスを行う参加型銀行における外貨預金口座の預金総額も8ヶ月間で20パーセント近く増加、48億ドルに達した。この口座(の貯蓄額)は、この一年間で、68.5パーセントにあたる20億ドル近く増加した。
国民がトルコ通貨と外貨預金でおこなった貯蓄の総額は、(今年)8月時点で、3,406億2,600万ドルに達した。貯蓄におけるドル化(ドラーゼーション)を示す割合もまた、8月時点で27パーセントの水準にあることを示した。

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( 翻訳者:岸田圭司  )
( 記事ID:11956 )