米専門家「イスラエル軍のシリア空爆はウラン抽出施設を標的」
2007年09月16日付 Al-Nahar 紙
■ アメリカの専門家「シリア空爆はウラン抽出施設を標的にしていた」
2007年09月16日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【UPI、MENA】
「ワシントンポスト」紙は昨日、アメリカの著名な中東問題専門家の話として、「先週のイスラエル軍によるシリア空爆は、トルコ国境近くのユーフラテス川沿いに位置する農業研究センターを標的としたもので、イスラエル政府高官らは同センターをシリアが北朝鮮の支援の下でウラン抽出のために使用していると考えている」と報じた。
同紙によると、謎に包まれたシリア攻撃に参加した人々と会見したこの専門家は、「攻撃の目的は、シリア北部のユーフラテス川沿いのトルコ国境近くに位置する、農業研究センターとされている施設であったようだ」と語った。情報筋を危険にさらさないために匿名を求めた専門家は、「(イスラエルは)この施設を集中して監視している」と付け加え、イスラエル側では「シリアは(この施設を)リン酸塩からウランを抽出する目的で使用している」との考え方が支配的であると指摘した。また、「(イスラエルの空爆は)3日前に北朝鮮からセメントの積荷とされる物資が到着したことと関係しているようだ」との見方を示した。
(後略)
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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:11966 )