文民的憲法論議にトルコ言語協会も参加した。同協会シュクリュ・ハールク・アカルン会長は、大統領選挙で生じた議論は、憲法の当該条項が明快な言葉で記されていないためとし、こうした問題を除くため協力することが可能であると述べた。
アカルン会長は、憲法の言葉は、明快で分かりやすくてはならないとし、「言語協会として新憲法の作成作業に参加したい」と語った。
同会長は、法律の言葉を平易とするには言語協会の出番であるとし、次のように話した。
「現代の法律では、『知らなかった、法律を理解できなかった、だから罪を犯した』といった言い訳は通用しないが、法律の言葉が分かりやすいものとされることを妨げるものではない。法律や条項に明示されるものは確固たる規則を含んでおらねばならず、逆の解釈を生んではならない。その文章自体の中で、またその条項の中で言葉の統一性、理解しやすさの一方で、意味の統一もなくてはならない。法の精神に違う解釈を含む可能性のある空白があってはならない。」
アカルン会長は、大統領選時の論議にも触れ、「議会で論議が生じたのは、関係条項が明快な言葉で記されていなかったからだ。当該条項は各自各様に解釈された。憲法の文章は明快で分かりやすく、言葉を平易とし、異なる解釈に導く不明確な表現を用いないようにすべきである」と語った。
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( 翻訳者:清水保尚 )
( 記事ID:11996 )