大統領府でイフタール供される
2007年09月29日付 Milliyet 紙

アブドゥッラー・ギュル大統領とハイリュンニサ・ギュル大統領夫人は昨日(28日)夕方、殉職者の家族とガーズィーたちに大統領府でイフタールを供した。第9代大統領スレイマン・デミレルと第8代大統領トゥルグト・オザルの時代のイフタールと同じように、断食の終了時にアザーンが流れるよう準備されていたが、(今回は)拡声器からの「アンカラでイフタールの時間です」というアナウンスが選択された。
ギュルは、ヤフヤ・ケマルの「旗は、旗を創った者に流れる血である。土地は、そのために死ぬ者がいるからこそ国となりうる」という詩に触れ、トルコの真の所有者と共にいることに幸せを感じていると述べた。

■10分前に到着した
第10代大統領アフメト・ネジュデト・セゼルの時代の後、大統領府でのイフタールの伝統が昨夕再開した。ハイリュンニサ夫人は昨日娘のキュブラ・ギュルと共にイスタンブルで結婚式の準備をしていたが、アザーンの時間の10分前にようやく大統領府でのイフタールに到着した。
ギュル夫妻は応接間に共に入った。ハイリュンニサ夫人が初めて主催者を務める宴会に、大統領邸事務局長ムスタファ・イセンの妻レイハン・イセンも参加した。このように、夫人たちは初めて大統領府での宴会に出席した。応接間にある22個のテーブルに、大統領とハイリュンニサ夫人が座るために1つずつ空席が設けられた。ギュル夫妻は、食事の間テーブルを共にしつつ、1つ1つすべてのテーブルをまわった。
各テーブルでゲストとなったギュルは、音楽に有能な子どものための音楽学校の試験勉強を目的としたピアノの購入を望んだガーズィーからの要求を受け入れた。ハイリュンニサ夫人は、1994年に夫人の父がシュルナクで体験した闘争で殉職者となったメフメト・カプランに深い関心を示した。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:12041 )