国連事務総長、シリアがレバノンの政治改善に役割を果たすよう呼びかけ
2007年09月19日付 Al-Nahar 紙

■ 潘基文国連事務総長「ビッリー国会議長を励ました」

2007年09月19日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ニューヨーク:シルヴィヤン・ザヒール】

 潘基文国連事務総長は、昨日の第62回国連総会開幕前の記者会見で、シリアに対して中東の平和と安全のために建設的な役割を率先して担うように求めた。そしてレバノンにおいて2人の大統領と2つの政府が併立することへの不安を明らかにし、レバノンのナビーフ・ビッリー国会議長に国会議長としての役割を継続して遂行するように促したことを明言した。

 レバノンの政治的状況を改善する試みのために、今年4月の事務総長との会談以来シリアのバッシャール・アル=アサド大統領が行ってきた事に関するナハール紙の質問に対して潘事務総長は、「シリアは中東地域の重要なアクターの一つである。私はアサド大統領に、この地域における平和と安全のために、建設的な役割を率先して担う義務がシリアにはあると伝えた。シャルム・アル=シェイフでの会議にシリアが参加したことは喜ばしいことであった。そして今回はシリアのワリード・アル=ムアッリム外相に対して、9月23日(日)の夕方に開催される中東和平カルテットとアラブ諸国の会議に参加するように呼びかけた」と述べた。そして「この積極的な関与とこれらの重要な会議へのシリアの参加のおかげで、シリアが建設的な役割を担い続けることを願っている」と付け加えた。

(後略)

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( 翻訳者:青山沙枝 )
( 記事ID:12050 )