アラブ諸国外相会合、国際和平会議での方針を検討
2007年09月24日付 Al-Ahram 紙

■ アブルゲイト外相 国際和平会議での方針を検討
■ エジプトは過度な期待はしないよう警告、全当事者の参加を重視

2007年09月24日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ニューヨーク:ターリク・ファトヒー】

 ニューヨークでの中東和平4者(米・EU・国連・露)の会合を数時間後に控え、エジプトのアフマド・アブルゲイト外相はアラブ諸国8ヶ国の外相会議に出席し、11月に開催が予定されている国際和平会議でのアラブ諸国の行動方針や、アラブ和平構想を活性化する方策について検討した。

 エジプトのマージド・アブドゥルファッターフ国連大使は本紙特派員に対し、「アラブ諸国外相は、中東和平交渉をイスラエルが拒否していることに対して明確な立場を取る必要があること、また同様にパレスチナのマフムード・アッバース大統領とハマースとの関係の現状打破の必要性を確認した」と語った。

 続けて大使は、米国が和平プロセスの全当事者にワシントンでの国際和平会議への出席を呼びかけたことの重要性を強調し、こうした会合に対する過度の期待はしないよう注意を促しつつ、「ムバーラク大統領はこれがパレスチナおよびアラブ諸国間の和解につながるよう注視している」と明かした。またアラブ和平構想については、あらゆる関係者との協議を継続してはいるものの、今のところ特に前進は見られないと指摘した。

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( 翻訳者:泉千尋 )
( 記事ID:12051 )