ブッシュ大統領、パレスチナ国家建設に向けた努力を明言
2007年09月26日付 Al-Ahram 紙

■ ブッシュ大統領、シリア・イラン・北朝鮮を「野蛮な体制」だと述べる
■ 国連にて「パレスチナ国家の建設は可能」と断言

2007年09月26日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ニューヨーク:本紙特派員】

 アメリカのジョージ・ブッシュ大統領をはじめとする世界各国の指導者が多数出席する中、パレスチナ問題、ダルフール問題、イラク情勢、イランの核開発計画など、国際的な最重要問題を議論するため、昨日ニューヨークにて国連総会が開幕した。

 ブッシュ大統領は総会で国際社会に対し、世界中で自由を支援するよう求める演説を行った。また、ベラルーシ、北朝鮮、シリア、イランを「野蛮な体制」だと評した。

一方でブッシュ大統領は、イスラエルと共存するパレスチナ国家の建設のために可能な努力を全てしたいと明言した。一昨日ニューヨークで行われたパレスチナのアッバース大統領との会談では、「この目標は実現可能である」と断言し、パレスチナ国家建設を強力に支援すると強調した。これに対しアッバース大統領は、来る11月に開かれる国際和平会議を後援するというブッシュ大統領の計画を支持すると表明した。

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( 翻訳者:青山沙枝 )
( 記事ID:12052 )