■ マハッラ・クブラーの紡績会社、業務をフル稼働で再開
■ 損失補てんのため生産を倍増すると労働者たちが約束
2007年10月02日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
8日間続いた座り込みが終結し、マハッラ・クブラーにあるエジプト紡績・織物会社が昨日、業務をフル稼働で再開した。
1番シフトで出勤した1万2千人の労働者たちは座り込みの間に生じた会社の損失を補うために、生産を倍増させると約束した。
シフトの欠勤表に記された名前は見当たらず、全員が朝七時から勤務に就き、生産を倍増して国内外の契約を履行すべく、工場の各部署で機械がフル稼働を始めた。
アーイシャ・アブドゥルハーディ移民・労働力相は、あらゆる業種・部署の労働者に対して政府はその保護と利益や収入の確保に努め、約束を履行すると明言した。その上で同相は労働者側に対し、権利要求に際しては合法的な手段をとり、彼ら自身の問題に介入して利用しようとする外部勢力を撥ね退けるよう呼びかけ、また会社経営陣に対しては労働組合組織の役割を理解する必要があると指摘した。
エジプト紡績・織物会社の労働者側は、今回勝ち取った要求と合意とは労働者の利益と会社の生産にとってプラスとなる一歩だとの一致した見解を表明し、この会社は自分たちの会社であるとの認識に立って、生じた損失を補填したいと断言した。
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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:12071 )