英首相がバグダードを電撃訪問、イラク駐留軍の一部削減を発表
2007年10月03日付 Al-Ahram 紙

■ ブラウン首相、バグダード電撃訪問でイギリス軍の一部削減を発表
■ 生活状況の悪化に抗議して民衆が激しいデモ

2007年10月03日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ロンドン:アハラーム特派員、バグダード:諸通信社】

 イギリスのゴードン・ブラウン首相は昨日、電撃的にバグダードを訪問した。首相に就任して以来初のイラク入りとなる。

 ブラウン首相はイラクのマーリキー首相との会談後に行われた記者会見で、イラク南部に駐留するイギリス軍の一部削減を発表し、クリスマスまでに1万人のイギリス兵を撤退させる可能性があることを示した。

一方、アメリカの民間警備会社ブラック・ウォーター社問題に関し、米下院のイラク政府監視・改革委員会の報告書が、2005年以降、同社が200件以上の凶悪な発砲事件に関与していることを明らかにした。同じ頃、バグダード中心部では軍事攻撃でアメリカ兵1人が死亡、10人が負傷した。またイラクの首都では昨日、生活状況の悪化に抗議する民衆による激しいデモが行われた。

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( 翻訳者:鳥居洋介 )
( 記事ID:12079 )