■ イスラエル、「防衛体制の再構築」に言及
■ アメリカ「シリアおよび北朝鮮を監視」
2007年09月17日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
イスラエル軍戦闘機が9月6日明け方、シリア国内の標的に対して行ったと言われている攻撃に関して、イスラエルは、軍情報局のアモス・ヤドリン長官にクネセトの外務・安全保障委員会においてはこの件について沈黙を守るよう指示し、秘密を厳守する姿勢を強めている。シリアは領空侵犯に対して報復するとの警告を発し、それについてイスラエルは「真剣に受け止める」と述べており、攻撃の目的に関しても多くの憶測が流れている。
また、イスラエル軍戦闘機が標的にしたのはイランとシリアが共同で行っている核開発の現場であるらしいという外国メディアの報道を受け、シリアが北朝鮮から核関連物質を受け取っているというアメリカの「虚言」を、シリア当局は強く否定した。同様に北朝鮮の高官も、核関連の知識・経験をシリアに供与しているとの情報を否定した。その一方で、ロバート・ゲーツ米国防長官はアメリカの「FOXニュース」テレビに対し、シリアと北朝鮮の核分野における協力は、アメリカにとって「真の問題」を提起することになるだろうと述べた。
(後略)
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( 翻訳者:泉千尋 )
( 記事ID:12089 )