エジプト大統領、レバノンでの暗殺事件の犯人は同一人物との見解を示す
2007年09月24日付 Al-Nahar 紙

■ ムバーラク大統領「レバノンでの一連の暗殺事件の犯人は同一の人々」

2007年09月24付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【カイロ:MENA】

 エジプトのホスニー・ムバーラク大統領は昨日、レバノンで起きている事について遺憾の意を表し、名指しにはしなかったが「一連の暗殺事件の犯人は同一の人物たちである」との見解を示した。

 10月6日地区での複数の青年向け住宅地プロジェクトの落成式典に際して、アントワ―ン・ガーニム議員が殺害された後のレバノン情勢について尋ねられたムバーラク大統領は、「かつてレバノンが享受していた平穏と、全てのアラブ諸国からの来訪者を惹きつけていた美しさ」に言及しつつ、「レバノンで起きていることに深い遺憾の意を覚える」と述べた。また、「一連の暗殺事件の危険性については、私は以前から話してきたし、アラブ諸国数ヶ国の指導者たちとも話し合ってきた。一連の暗殺事件の犯人は同一の人物たちである」と付け加えた。そして「暗殺行為が停止され、レバノン人が彼らの大統領を選出し、レバノンが元の落ち着いた状況に戻り、レバノン国民が安全に生活できるようになること」を願った。

 また、「パレスチナやイラク、ダルフール、ソマリアなど、現在この地域が抱えている諸問題だけでも十分である」として、レバノンの混乱した状況が続くことの危険性を警告した。

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( 翻訳者:小林洋子 )
( 記事ID:12090 )