イスラエル紙報道:アメリカが中東和平会議へのシリアの参加に反対
2007年09月20日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ オルメルト首相とペレス大統領はシリアと前提条件なしの協議の用意があると強調
■ アメリカが秋に開催される予定の中東和平会議へのシリアの参加に反対

2007年09月20日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ラーマッラー、ナザレ:本紙ズハイル・アンドラウス記者】

 イスラエルのハアレツ紙は昨日火曜日に発行された号において、イスラエルの研究者の話として「アメリカ政府高官は先週、アメリカは中東和平会議(あるいは中東地域会合)へのシリアの参加に反対すると語った」と報じた。ジョージ・ブッシュ大統領が発した声明によれば同会議はアメリカの首都ワシントンで11月に開催される。

 ハアレツ紙のブラク・ラヴィド政治記者によると、匿名を求めた上記の情報筋は、「ワシントンの立場は、シリアが反ユダヤ主義的体制であり、イランのイスラーム共和国と戦略的同盟関係にあることに起因している」と述べた。またこの情報筋は「シリアの体制は血にまみれた非常に残酷な体制である」と語った。

 このようなアメリカの立場に関わらず、イスラエルの大統領と首相は、シリアと前提条件なしで直接の協議を行う用意があると強調した。

(後略)

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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:12093 )