米仏外相会談、レバノンの暗殺犯追及と大統領選出の重要性を強調
2007年09月22日付 Al-Nahar 紙
■ アメリカとフランスが警告「殺人者を打倒し、レバノンの憲政を保護する」
2007年09月22日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【ワシントン:ヒシャーム・ムルヒム記者】
アメリカとフランスは、アントワーヌ・ガーニム議員の暗殺で明らかになったようにレバノンの憲政の機能を阻んでいる「殺人者たちを打倒」する決意を強調した。また、「レバノン憲法上の慣例と日程に従ったレバノン大統領選挙実施の重要性」を主張した。
これらの主張は、コンドリーザ・ライス米国務長官とベルナール・クシュネル仏外相の会談の後に発表された、レバノンの憲政プロセスの敵に対するアメリカとフランスの警告とみなされる共同声明の中でなされたものである。会談においてはイラク、パレスチナ、アフガニスタン、イランの情勢とともに最優先事項として、レバノンにおける大統領選出問題の現状に関して議論がなされた。
デイヴィッド・ウェルチ中東担当米国務次官補は本紙に対し、「(レバノンに関する議論は)素晴らしいものであった。両国にとって関心のある諸問題が数多く多方面にわたるのは勿論であるが、レバノン問題はライス長官とクシュネル外相の個別会談の時間のうち25%を占めた。議論はこの微妙な時期におけるレバノン問題に対する共同戦略を調整する方法に集中した」と語った。
(後略)
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( 翻訳者:工藤章 )
( 記事ID:12145 )