エルドアン首相「PKKキャンプの閉鎖、テロ組織リーダーの引渡しを求む」
2007年10月20日付 Yeni Safak 紙

エルドアン首相は、トルコの決議案と越境軍事作戦に関するイラク側の声明について解説した。首相は、「これらは遅い発表です。我々は既にプロセスを始めさせました」と話し、イラクに対して2つの条件を提示した。すなわちPKKキャンプの閉鎖とテロ組織の首謀者の引渡しである。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、北イラクにあるテロ訓練キャンプの閉鎖と、この地域のテロリストのリーダーの引渡し、そしてPKKがともかくそこで一掃されればトルコに安堵感を与えるだろうと語った。エルドアン首相は、シリア共和国のバッシャール・アサド大統領とイスタンブルでイスティンイェ・パークの開会式を行い、「PKKがイラクから撤退することを要求した」というイラク側の発表は前向きではあるが、遅い反応であるとした。首相は、「我々は既にプロセスを始めさせています。トルコの動きにブレーキをかける条件の一つは、PKKが北イラクから一掃されてテロリストのリーダーが引渡されることです」と述べた。

エルドアン首相は、トルコは引き伸ばし戦術に我慢するものではなく、また、これをイラクの最高位であるヌーリー・アル=マーリキー首相に説明したと注意を喚起した。そして、「特に世界の様々なアプローチもご覧になるといい。世界各国ではトルコに法的権利が生まれつつあると言っています」と語った。

エルドアン首相は、「イラクのどのような歩みがトルコに安堵感をもたらすのでしょうか?」との質問に対して「テロ組織PKKがこの地域から一掃されることです・・・これがトルコに安堵感をもたらすのです。どのような国も、隣国に脅威を与えるような形で、テロリストグループを自国に匿うことはできません。匿うのならば、法に反します。現在、このような法の侵害があります。なぜならばイラクの北でこのようなものが形成されているからです。イラクの中央政府はこれを認識しています。

我々は彼らが自身の発言に従うことを願っています。しかし我々は現在始めさせたプロセスを同じような決意でもって継続させます」と返答した。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:12208 )