アンタリヤ・アルトゥン・ポルタカル映画祭、最初の受賞者はトゥルグル監督と俳優のエルギュン氏に
2007年10月20日付 Zaman 紙
今年で44回目の開催となるアンタリヤ・アルトゥン・ポルタカル映画祭は、タイラ・ホテルでのカクテル・パーティーと、芸術家たちが参加した行進で始まった。
その後、ジャム・ピラミッド議会センターで、トルコ映画界の重鎮であるヤヴズ・トゥルグル監督と、俳優のハリル・エルギュン氏に名誉賞が与えられた。ヒュルヤ・コチイイト氏には、祭典史上初となる「祭典メダル」が贈られた。
アンタリヤ広域市長のメンデレス・トゥレル氏は、カクテル・パーティーで行われたあいさつで、1964年以来続いているアルトゥン・ポルタカル映画祭が、トルコ映画へのその貢献度を高めながら続いてきたことを述べた。TÜRSAK(トルコ映画視聴覚文化)ワクフ長官のエンギン・イイトギル氏も、文化、芸術が社会の現代化の礎石の一つであると述べ、祭典がこの点で大きな役目を担っていることを強調した。
ウシュクラル通りから議会展示センターまで続いた行進で、祭典に参加した国内外の芸術家たちは人々に挨拶した。行進にザフェル・アルギョズ、シャフナズ・チャクラルプ、ハレ・ソイガズィ、ユスフ・セズギン、スィナン・トゥズジュ、デメト・エヴガル、トゥバ・ウンサル、ドルンアイ・ソイセルト、そしてファディク・セヴィン・アタソイなどが参加したが、参加者が少なかったため、人々は不満を感じていた。ジェム・オゼルは、行進に自身が愛用しているバイクで伴走した。
ジャム・ピラミッドでの授与式で、ヤヴズ・トゥルグン監督へは映画の若手の一人、トゥバ・ウンサルが賞を渡した。映画界でのキャリアにおいて苦労をかけた母親に、そして映画に欠かせない俳優、シェネル・シェンに感謝したトゥルグル氏は、感動的な時間を過ごした。大俳優のハリル・エルギュンの名誉賞は、多数の映画で共演したシェリフ・セゼルが手渡した。
認められることはとても素晴らしいことだと述べたエルギュン氏は、「私を呼んでくれたことをとても嬉しく思いました、それから突然怖くなりました。ほんとうに評価されることをしたのだろうかと考えました」と話した。祭典の開幕の夜は、セゼン・アクスのコンサートで終わりを迎えた。
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( 翻訳者:林奈緒子 )
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