大統領を国民が選挙することも見越した憲法改正関連事項は、21日に行われた国民投票で「賛成」票が68.92%で承認された。投票率67%の今回の国民投票では、「反対」票は31.08%にとどまった。東部諸県では午前7時に、その他の地域では午前8時に開始された国民投票は、全国で無事に完了した。
高等選挙委員会(YSK)のムアメル・アイドゥン委員長は、国民投票の投票率は約67%であったと述べた。高等選挙委員会が21日夜に発表した非公式の投票結果によれば、トルコ総人口のうち選挙登録を済ませた4266万3690人の有権者のうち、2881万3185人が投票をした。有効票のうち、1941万813票が「賛成」、875万511票が「反対」だった。このように、大統領を国民が選挙することも見越した憲法改正関連事項は、トルコ国民によって承認された。投票数のうち、2816万1324票が有効で、65万1861票が無効とされた。国民投票は、68.92%で承認された。「反対」票の割合は31.08%にとどまった。
国民投票で承認され、最終結果が発表されたのち、適用されることとなった変更点は次のようである:
■ 選挙は4年ごと:
国会議員の任期が5年から4年に短縮される。
■ 会議成立の定足数:
トルコ大国民議会の全会議と議決開始には、全議員のうち184名の議員参加で成立する。
■ 大統領選挙:
大統領は国民によって選挙される。選挙は2段階ある。大統領の任期が7年から5年に短縮される。同一人物は二期大統領に選出されうる。一回目の投票で、候補者のうちの1人が有権者の半分以上の票を得られなかった場合、2週間後に二回目の選挙が行われる。二回目には、一回目選挙の上位2人が参加する。大統領の候補者になるためには、20名の国会議員の推薦が必要となる。また40歳以上でなければならず、高等教育を受けた人物が候補者となりうる。
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( 翻訳者:山本裕一 )
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