ギュル大統領、民主市民党にテロ終結のための協力を要請
2007年10月23日付 Zaman 紙
アブドゥッラー・ギュル大統領は、大統領府で会談した民主市民党(DTP)党首アフメト・チュルクとディヤルバクル選出議員アイセル・トゥールックに「テロに反対する立場を打ち出す」よう求めた。
他の会談と同様30分と予定されていた会談は、約1時間続いた。ギュル大統領は、会談の中で両民主市民党議員の話をじっくり聞いた。入手した情報によると、両議員はクルド問題の外交的手段による解決を理想的として議員となったと指摘し、ここのところの出来事が、多いに自分たちの計画を壊すことになっていると主張した。チュルクとトゥールック両議員は、ここ最近素性が明らかではない勢力が、トルコが激しい状況に陥るよう努めていると強調した。またクルド労働者党に対してことあるごとに「武器を捨てなさい」という呼びかけを行ってきたが、よい返事は返ってこなかったと明らかにした。
両議員は、短期的には暴力に厳しく対応する代わりに政治的方法で解決していく必要があると示唆しながら、長期的には「民主的な拡大を続けていかなければならない。特に新憲法においてクルド問題を解決していくために(民主的)拡大がなされていかなければいけない」と提案した。両議員は、テロの経緯において民主市民党に向けての攻撃が社会の緊張を高めるだろうと指摘し、こうした常識をふまえて各人自らの責任を果たしていく必要があると述べた。
ギュル大統領も両議員に、テロの終結について自身らに非常に大きな責任がかかっていると強調した。またクルド労働者党に対してより効果的な立場を打ち出すよう要求し、与党党員を「あらゆる問題が民主的な枠組みで」解決されうると信じさせるよう求めた。
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( 翻訳者:小野寺香織 )
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