ハブル国境門の閉鎖支持者は、25億ドルの対イラク輸出を忘れていないか
2007年10月23日付 Radikal 紙
ハッキャーリで13人の兵士が殉職したという(事件の)請求書がディヤルバクルに振り出されたと述べたディヤルバクル商工会議所(DTSO)のカヤ会頭は、「こうした事件にも関わらず投資の点で街が活性化した。ここ5-6年で100万人以上もの移住者を獲得した」と述べた。
ディヤルバクル商工会議所(DTSO)のメフメト・カヤ会頭は、「ハブル国境門閉鎖」支持者に呼びかけ、「イラクに25億ドルの輸出を行っていて、20万人が就職の機会を得ているのだ」と述べた。カヤ会頭は、声明の中で、トルコ人とクルド人が長年にわたり共存し、そしてこれからも共存し続けるだろうと明らかにし、トルコ大国民議会(TBMM)が承認した越境軍事行動に権限を認める決議案が、イラク北部にいる人々ではなく、クルド労働者党PKKに向けたものであると語った。
オスマン・バイデミルディヤルバクル広域市長も最近の衝突を評して、「誰も希望も、常識も、不屈の精神も失わないように。(今の状況の)名がなんであろうとも、この困難を愛と団結により乗り越えるだろう」と述べた。
カヤ会頭は、南東アナトリア・プロジェクト本部と欧州連合EUが共同で実現化させた未開発地域開発プロジェクトの完了を記念におこなった式典で、新聞記者たちの質問に答え、暴力がはびこる環境が(この地に暮らす)自分たちにもっともダメージを与えるものであり、地域の投資家が適切に暴力と向き合うことは問題ではないと明らかにした。
■ ディヤルバクルは100万人の移住民を獲得した
メフメト・カヤ会頭は、ディヤルバクルが投資環境の点で、オスマニイェ、アフヨン、ウシャクとは異なってはいないことを述べた。
ハッキャーリで13人の兵士が殉職した事件に不快感を抱いたと述べたカヤ会頭は、(こうした事件が生む)地域での請求書がどれほどディヤルバクルに振り出されようと、投資の点で、街は活気に満ちたものであると答えた。ディヤルバクルがここ5-6年に100万人の移住民を獲得し、この期間に県の住民の60%が一人あたり一日2ドル以下の収入で生活しているとし、当該地域の貧困問題解決の必要性を強調した。ハッキャーリでの衝突後の挑発を評価するカヤ会頭は、以下のように述べた。
■ 「分裂はクルド人にもっとも害を与える」
我々は長い間共存してきた、将来においても共存していくだろう。これを誰も妨げられない。我々すべてが冷静を保たなければならない。分断、分裂はクルド人にもっともそして次にトルコ人に害を及ぼす。トルコは、パワーがあり、この地域で重要さを増しつつある国である。このような国に向けた挑発は常に起こりえる。しかしながら、これらに立ち向かっていかなければならない。
カヤ会頭は、ここ5年で欧州連合入りのプロセスで経済発展と民主化について投じられた重要な歩みの影響が7月22日の選挙で見られたとし、「つまり、新たな方法を求める必要ない。細部の政策と地域に向けた投資政策を発展させなければならない。民主化については人々の用いる言葉とそのアイデンティティを認識すれば、問題は解決する。欧州連合入りプロセスにおいて、これらも実現されると見込んでいる」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:大田垣綾子 )
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